養蜂🐝シリーズ 〜蜜蝋キャンドル🕯〜

前回の記事の続きです🐝


養蜂作業の後、

蜜蝋キャンドルも作らせてもらいました♫


今回、キャンドルの原料として使用したのは、

巣箱の中に蜜蜂たちがつくった「無駄巣」と呼ばれるもの。



蜜蜂は巣箱の中で、

土台となる四角い枠の中だけでなく、

枠の外にはみ出して巣を作ってしまいます。

箱の蓋の裏側にまで作ってしまうことも!


この巣を、「無駄巣」といいます。



枠の外で作られたこの「無駄巣」は、

蜂たちの働きにのジャマになってしまうため、出来るだけ取り除いていきます。



巣箱の環境を快適に保つために大事なこと✨



この取り除いた「無駄巣」を集めておき、

蜜蝋キャンドルに活用しています。







📝今回の蜜蝋キャンドルの作り方📝



①まず「無駄巣」を、

水を沸かした鍋の中に入れ、加熱する。

無駄巣が液状に溶けてくる。





③水より比重が軽い蝋が上に浮いてくるので、

その蝋をすくい取り、

不織布を敷いたシリコン型の中に流し込む。





④不織布の中には、溶けきれない巣や不純物が残るため、

不織布ごとその不純物を取り出す。



シリコンの中には、キラキラ輝く液状の蝋✨





⑤液状の蝋が冷えて自然に固まってきたところで

シリコン型から外す。

板状になっていて、外すのも簡単!

(まるでパンケーキみたい🥞)



⑥この固まった蝋を細かく割り、

小鍋に入れ、湯煎で溶かして再び液状にする。



⑦ 不純物を取り除く作業を繰り返す。

※キャンドル作りの場合は何度も繰り返さなくてOK!

用途により異なりますが、

クリームなどスキンケアに使用する場合は、

3回ほど繰り返した方がよい。




⑧この精製作業の繰り返しにより、

不純物がどんどん取り除かれていきます。





⑨キレイになった蝋をキャンドル型に流し込み

それが冷えて固まれば完成です!



ザッと簡単な説明でしたが…、

それでも結構な手間ですよねー(ー ー;)







蜜蝋キャンドルの美しい黄色は

花粉やプロポリスが混ざった天然の色🌼

このキャンドルに火を灯せば、

炎はとてもやさしく温かい🕯



ゆっくりゆっくりと燃えて、黒煙も出ません。



ほのかに甘い香りもします🍯





鍋いっぱいの無駄巣から

このように手間をかけて出来上がった

手の平サイズの小さな蜜蝋キャンドル🕯





蜜蝋はほんのわずかしか採れない

とてもとても貴重なものだと実感しました✨







ここまでくると、 

材料として使用した「無駄巣」という呼び名は



もうふさわしくありませんね❗️





無駄巣あらため、

「お宝巣❤️」と呼びたい(*⁰▿⁰*)