養蜂🐝シリーズ 〜継箱作業 ②〜

継箱①の続きです。


養蜂箱を2階建てにする際に、

やらなくちゃいけない、とっても大事なことがあるんです🍀

箱の中の蜂の数が増えてくると、

「巣分かれ」や「分蜂」と呼ばれる活動が始まってしまいます。


新しい女王蜂が生まれ、

その新しい女王蜂に巣をゆずるために、

古い女王バチが働き蜂や雄蜂といっしょに巣を離れてしまうのです。

まさにお引っ越し🏠💨


蜂の世界では、

ひとつの群には1匹の女王蜂しか存在しません。

(写真中央のお腹が長く大きいのが女王蜂です)


つまり、「ヒロコ箱」には1匹の女王蜂しかいません。



「ヒロコ箱」で新しい女王蜂が生まれ、育つと、

古い女王蜂は、たくさんの働き蜂と雄蜂を連れ、

新しい住処を求めて出て行ってしてしまうのです。



そうなると、

もちろん「ヒロコ箱」の中の蜂の数がグンと減りますし、

蜜も減ってしまいます🍯



だから、

そうならないように

新しい女王蜂が誕生する特別な部屋『王台』を

あらかじめ潰しておくのです。

↑「王台」は他の部屋よりもポッコリ大きい。


働き蜂が一生懸命に造ったものなので、ちょっと気の毒なのですが、

これをひとつひとつ潰していきます。

巣枠を一枚ずつチェックし、『王台』を全て潰します。

最初は見つけるのが一苦労でしたが、

フタバさんに「巣枠の端っこに造られやすい」

と教えてもらい、初心者の私でも、

慣れてくると見分けがつきやすくなりました👀


『王台』を潰し終えたら、

1階と2階の間に、『隔王板』というものを設置します。


蜂は上の方へと花の蜜を溜める習性があるらしいので、


1階は子育てスペースとし、

2階は効率的に花の蜜を集めてもらうスペースとするために、


女王蜂が2階へと移動しないように

女王蜂の体が通れない細かな柵状の板を置きます。

はい、設置完了✨️

立派な2階建てになりましたーーー!

広々として、

きっと蜂たちの住み心地もよくなったでしょう🐝



ちなみに、今の時期🌸

働き蜂は、近くの権現堂堤まで飛んでいき、

桜の花の蜜を集めたり、

フタバさんの庭のタンポポや菜の花の他、

花壇に咲く花々の蜜も集めているようです🐝


だから、フタバさんの庭にはいつも四季折々の花が咲いています🌷


花が溢れるカラフルな庭は、作業をしていても楽しい♫


飛び回る蜂たちの気持ちが分かる!

そんな作業のひとときでした🍀