養蜂はじめ
養蜂家のフタバさんに、わたし用の蜂箱を作ってもらいました。
つ、つまり、私も養蜂をさせてもらうことに!
ちなみに、養蜂家フタバさんは私の叔母です。
叔母って言葉は全く似合わない女性で、パワフルで研究家で、かわいくて、
私としては、頼りになるオネーちゃん!!という存在です。
養蜂をさせてもらうと言っても、
日々の管理をフタバさんがほとんどしてくれている状態です(^0^;)
こちらが私の蜂箱、名付けて「ヒロコ箱」
うれしくてニヤけ顔 ↑ ( ̄∇ ̄)
すでにたくさんの蜂蜜が作られている巣箱から、
空っぽのヒロコ箱へいくつかの巣脾を分けてもらいました。
巣脾に整然と並んだ六角形の巣。
ひとつひとつの巣にはフタがつき、部屋のようになっています。
この中にすでに蜜蜂の幼虫がいます。ひとつひとつが幼虫のお部屋なのです。
幼虫には、働き蜂がエサを運んでくるそうです。
蜜蜂とひとまとめに言っていますが、実は種類があることを知りました。
卵を産む女王蜂。
女王蜂と交尾をする雄蜂。
そして、
幼虫の世話や巣の管理、花の蜜や花粉を集めるなど、さまざまな労働をしている働き蜂。
蜜蜂は必ず「群れ」=チームを作って生活しています。
その群れには1匹だけ女王蜂がおり、
その女王蜂を中心として雄蜂と働き蜂がそれぞれの役割を担いながら
規則正しい集団生活を行っているのです。
まだ知らないことばかりですが、知れば知るほど、
蜜蜂の生態や組織の仕組みはとても不思議で、とてもシンプルで、
自然そのものだと思えるのです。
いくつか分けてもらった幼虫のいる巣脾を「ヒロコ箱」へセットしていきます。
蜜蜂を驚かせないように、そっとね。
並べてセットします。
幼虫をよく育てられるように、フタバさん考案の手作りのエサも設置しました。
蜜蜂がこのエサを安全に採れるように工夫がしてあります。
そして、
新しい「巣枠」も必要なので、いくつか作りました。
これが上手く使えなくて(;゜ロ゜)えらい時間がかかってしまいました!
どうにか枠が出来上がったら、その枠へ針金をピンと張っていきます。
道具や材料など、販売されているものや専用のものだけに頼らず、
自分で作ったり、代用したり出来ないだろうか、
もっと良い方法はないだろうか、
そんなふうにフタバさんは常に考えているようでした。
何かを作る、育てる、そんなときに自分自身で生み出す力が試される気がしました。
「巣枠」に、ミツロウで作られた薄い板「巣礎」を着けていきます。
「巣礎」は、蜜蜂の巣の六角形(ハニカム構造)がプレスしてあります。
このプレスにより、蜜蜂の巣造りがズムーズに安定して行われるそうです。
ミツロウは熱で溶けるため、針金に沿って熱することで、針金とシートをしっかりと接着していきます。
出来上がり!
でも初心者の私は、のろのろ熱し過ぎて、シートの所々に穴を開けてしまいました(´д`)
次は穴を開けずに作れるように頑張ります!
これから「ヒロコ箱」の中で、無事に幼虫が増えていくことを期待!!
設置した翌日には、初めて巣から出た蜜蜂が、自分の巣を覚えるために
「ヒロコ箱」の出入り口の付近をブンブン飛び回っている様子でした。
そうやって「ヒロコ箱」の位置をしっかり確認しているそうです。
そして二日後には、
女王蜂の幼虫を育てるための特別な部屋「王台」が作られている様子でした。
※下はフタバさんに送ってもらった写真です。
この小さな生き物たちが、役割を担いながら生きている。
その貴重な産物を私たちはいただいているのです。
そのことを絶対に忘れてはいけないと思いました。
作業の傍ら、蜜蜂たちの動き回る姿を見て、ブンブンという羽音を聞いて、
コワイとかうるさいとか、そんなことはひとつも感じませんでした。
むしろ愛しく感じ、人の力を超えた蜜蜂の仕組みに、改めて畏敬の念をもちました。
私の養蜂はまだ始まったばかり。
フタバさんにたくさんお世話になりながら、
蜜蜂と自然にいろんなことを学びながら、やっていきたいと思います。
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